三多摩車人形を育てる会

車人形の新しい発展を願って1985年に創立した三多摩車人形を育てる会の活動をご報告します

2023年車人形と和楽器の講習会第6回目を行いました

12月15日(金)車人形の講習会は、最初に車人形の歴史やなぜ人形劇を取り上げているのか等の学習をしました。「長い歴史があって江戸時代から受け継げられて来ているものの一つに触れられていることが何ともすごいなと思い、有難いと思っています」等の感想が出されました。その後、人形を遣ってわらべうたの動きの練習をしました。「歌いながらやるとイメージがわくからすごくやりやすかった」という感想や「歴史を振り返って改めて人形を動かしてみると日本の伝統なんだと思う。一番人間に近い人形で、表現しやすいのが良いと思った」と言う感想を出している講習生もいました。

 12月15日(金)太鼓の講習会は1人が欠席、2人で講習会を行いました。最初にタイコ・車人形の学習をしました。車人形と音楽の関係が伝えられて、楽器をやる意味も受け止めてもらえました。「昭島の人は車人形のことを知らない。市役所で取り上げてもらって広められると良い」という感想を出す講習生もいました。その後、基礎練習の後「よせ太鼓」の練習をしました。「大太鼓が入ると良い。山車の上でやりたくなった」「楽しかった。ご先祖様とつながっていると感じた」という感想が出ました

12月22日(金)金曜三味線と箏の講習会は、最初合同で車人形についての学習をしました。1)目的と活動内容では、小学校での講演の様子に興味を示す人もいました。2)車人形の歴史では多摩川沿線や関東一帯に広がった様子、自由の刺繡が入った車人形の衣装の写真に見入っている講習生がいました。3)私たちはなぜ人形劇を取り上げているのかでは、音楽を高いものにしないと人形劇は成り立ちません、の文に、今講習会で練習していることの大切さを学びました。

12月22日(金)金曜三味線の講習会は、1人欠席3人での講習会になりました。車人形の学習の後、三味線講習生のみで三味線についての学習をしました。特に三味線のさわりの部分をていねいに学習しました。その後、三味線体操の後「たこたこあがれ」と合奏曲「さくら」を練習した後、調子笛に合わせる調弦方法を学びました。一人ずつ一の絃・二の絃と調弦していきましたがなかなか難しく、今回三味線を貸し出す予定が来年に持ち越しになりました。感想では小学生の「楽しかった」と言う声が印象的でした。

12月22日(金)箏の講習会は、車人形の学習の後、箏講習生のみで八橋検校についての学習をしました。「楽器を感情を込めて弾くことの大切なことは分かったが、弾くのに精いっぱいでとてもそこまでは行かない」等の感想もありました。その後、前回の復習をした後、「なべなべそこぬけ」と「わらべうたメドレー」の練習をしました。「移動する時の手の動きが難しかった」「手首を返すとうまく弾けるしうまく見えるというのが分かった。上手そうに見えたでしょう!」と感想を言い、笑い声もあふれました。

12月27日水曜三味線は2人欠席、4人で講習会を行いました。「たこたこあがれ」、合奏曲「さくら」の練習の後、わらべうた「ほたる」の練習をしました。手本を見ながら弾きましたが、なかなか難しくて「頭が混乱する」と言う講習生に「できる!できる!」と励まし、その言葉で奮闘して頑張り、弾くことができました。その後、2回目の調弦方法の練習をしました。調子笛に合わせて一の絃を調弦、その時音の高低を聞き分ける練習をしました。今回欠席者が多かったので学習は次回することになりました。