三多摩車人形を育てる会

車人形の新しい発展を願って1985年に創立した三多摩車人形を育てる会の活動をご報告します

2023年車人形と和楽器の講習会第1回目を行いました

2023年度の講習会が始まりました。第1回目は、車人形・太鼓講習会が10月6日(金)に、水曜三味線講習会が10月11日(水)に、そして箏・金曜三味線講習会が10月13日(金)に行われました。場所は、昭島市武蔵野にあります車人形を育てる会のセンターです。初めてセンターにいらして下さる講習生を、たくさんの車人形がお迎えいたしました。

車人形の講習生は、小学生1名、中学生1名と大人1名です。箱車で歩き、その後車人形の構造の学習をし、人形をつけました。最後に車人形をつけて組を作ってコミュニケーションをしてみました。交流会ではみんなから「楽しかった」という感想が出され、「お人形を操るのは楽しいと思った。自分が動いているのと同じように動くのが不思議。コミュニケーションを取るのが楽しく、素直になれる自分に気が付いた」という声も聞かれました。

 太鼓の講習生は大人3名ですが、この日は1名が体調が悪く欠席、2名で行いました。バチの持ち方・構えと姿勢を学んだ後、打ち方の練習をしました。最後には「どんぐりころころ」を歌いながら、太鼓をたたくことができました。二人とも「楽しかった」と言い、「楽譜が読めないが、お手本を見ながら叩けた。どんぐりころころのリズムは笑いヨガに活かせるかな?」という感想が出され、「イエーイ!」とみんなで盛り上がりました。

水曜三味線の講習生は小学生と中学生の兄弟と大人が2名です。最初に発会式のビデオ・スライドを観ました。三味線体操・三味線とバチの持ち方の後、開放弦の練習をした後、古謡「さくら」を昨年の講習生が見本として弾きました。自由練習後、みんなで弾いたり2組に分かれて弾いたりしてみました。その後、わらべうた「たこたこあがれ」の練習をしました。最後の交流会では「はじめは不安でしたが、楽しく出来ました」「ていねいにやれば出来るとの声に楽しかった」という感想が出されました。

箏の講習生は小学生2名・中学生1名と大人1名です。テキストに沿って、座り方・手の形・弾く姿勢と弾き方を学んだ後、巾から十弦を弾いてみました。自主練習をした後、二人ずつ発表をしてもらいました。聞いていた講習生から「すごかった」という声も聞かれました。「楽しかったしおもしろかったけど難しかった。ちょっと早かった。ゆっくりの方が良い」という意見が出されましたので、次回に活かしていこうと思います。

金曜三味線の講習生は小学生1名と大人3名です。やしょめの人形で出迎えると、一人が車人形の講習会にも参加したいという、嬉しい言葉を聞かせてくれました。三味線・バチの持ち方・開放弦の練習の後、古謡「さくら」の伴奏を昨年の講習生が手本で弾き、その後講習生4人も楽しそうにジャジャジャンと弾きました。休憩後「たこたこあがれ」の練習をして、交流会をしました。「ロボットみたいになってしまった。固まってしまった」という感想を出した人もいましたが、初めてなのに姿勢が良く、手本をよく観察してバチの振り方も良くとてもがんばっていました。