三多摩車人形を育てる会

車人形の新しい発展を願って1985年に創立した三多摩車人形を育てる会の活動をご報告します

第3回「車人形と和楽器の講習会」を行いました

太鼓講習会(11月4日)基本・応用練習の後、前回やった『茶摘み』『ソーラン節』の練習、新しく『ずいずいずっころばし』にも挑戦しました。休憩時「左手を鍛えるにはどうしたらいいか?」という質問が出され、「左手で箸を使って豆を一粒ずつ拾い上げる動作をしたら良い」という話が出ました。交流会では「ずいずいずっころばしは右で2つ、左で2つだったので難しかった。練習してきます」という意欲的な感想も出ました。

車人形講習会(11月4日)『新曲まんざい』の読み合わせをしました。「家で読んできてどうだった」と聞くと「言葉が難しい。現代の言葉じゃないから」と言っていましたが、声が小さいながらも素直な良い語りができました。指をけがしているため、今回は人形は遣わずに箱車の訓練だけにしました。「次回は『新曲まんざい』を体で動いてもらいますので、ぜひ考えてきてください」という呼びかけに「はい」とうなずいていました。

箏講習会(11月11日)前回の復習からテキストにそって練習、練習曲『一番星見つけた』にも挑戦。古謡『さくら』は今の調弦では音が変になることから、平調子について説明。「サンシンもやっているけど、サンシンは平調子です」という話が出たり、「前回修学旅行に行ってお休みしたけれど、楽しかったよ」等のおしゃべりも出たりして、和やかに講習会ができました。

三味線講習会(11月11日)前回の復習のあと、第2のカンドコロの練習に入り ました。指を大きく広げないといけないので、少し難しくなってきましたがみな さん真剣に取り組んでいます。「指が大変。でも楽しかった」「指が全然開かな いので家でも練習」等の感想が出されました。「年末に三味線を貸し出せるよう 準備をしてます」と伝えると、空気が変わったように感じました。