三多摩車人形を育てる会

車人形の新しい発展を願って1985年に創立した三多摩車人形を育てる会の活動をご報告します

第11回「車人形と和楽器の講習会」を行いました

車人形講習会(3月1日)「新曲まんざい」の自己紹介部分を、初めて箏と三味線の弾き語りを入れて演じてみました。特に「まいろう、まいろう」の後の歩いて退場する部分をどうするか、みんなで考えました。まんざい役の人が「凧あげをするというのはどうだろう。お正月だし」という言葉から、凧あげの様子をいろいろ人形で動いてみました。最後の交流会では「疲れました。凧あげの糸を引くのは初めてで難しかった。頭を上げて凧を見上げるのが難しかった」という感想が出されました。

タイコ講習会(3月3日)最初に「木曽節」を歌・三味線・箏を入れて練習しました。講習生より、繰り返し部分の出だしの箏・三味線をしっかり聞かせてほしいと言われ、はっきり聞こえると歌も入りやすく、全体がそろうようになってきました。「わらべうた」「よせ太鼓」の練習をして、講習生仲間から「間違っても間違った顔をしないでやりましょう」という心強いアドバイスもいただきました。司会の為練習を見学した「子ども車人形の会」の二人からも、「太鼓の音が力強くて良かった」という感想をもらいました。

木曽節合奏(3月10日)発表会に向けて、箏・三味線・タイコの「木曽節」合奏の練習をしました。学校があったり、急に来られない事情ができたりして参加できなかった人もいましたが、最後の「ヨイヨイヨイ」のどこからゆっくりするか等みんなでしっかり合わせることができました。途中、司会の「子ども車人形の会」の人と人形班の人たちも入って身体で木曽節を踊ると「とても踊りやすかった。最初からこんなに合うとは思わなかった」という感想も出されました。

箏講習会(3月10日)今回は本番通りに練習してタイムも図りました。最初は「わらべうた」の練習。お休みの人の分は二人で演奏してしっかり弾くことができました。次に「さくら」の練習。何度か繰り返し練習して、三味線班の申し出により合奏練習をすることになりました。最後の交流会では「充実した気分になっている。でも、三味線の音がでかすぎて自分の音が分からなかった」という感想や「前は早くなっちゃったのに気づかなかったが、三味線・タイコがいるので早くなったのに気づけた。リズムが分かり、間違えたときに入りやすかった」という感想が出されました。

三味線講習会(3月10日)三味線「たこたこあがれ」古謡「さくら」の練習の後、「さくら」の練習をしました。休憩後、箏・三味線2班合同で「さくら」合奏の練習をしました。交流会では司会担当の人より講習生に質問があり、ギターと三味線の難しさの違いや前回よりも上達したか等の質問に答えていました。交流会の最後には「三味線と箏を合わせると、箏の素敵な音色と三味線の堂々とした音色が重なり伝統的な音色になって良かった」という感想が出されていました。

さくら合奏(3月10日)前奏を育てる会の三味線・箏の二人が弾いて、その後講習生も入って一緒に「さくら」を弾きました。講習生の入る所が難しく、何度か繰り返し練習しましたが、最後には上手に演奏することができました。「箏の最後の音を、とても大事にして出している感じがして良かった」「桜がポッポッと咲いているようすが思い浮かぶように弾けると良い」という感想が出されていました。