三多摩車人形を育てる会

車人形の新しい発展を願って1985年に創立した三多摩車人形を育てる会の活動をご報告します

第5回「車人形と和楽器の講習会」を行いました

太鼓講習会(12月2日)準備と体操の後、間をしっかりとること・休符の所は呼吸を止めると間が違ってくるので注意することを確認しながら繰り返し応用練習をしました。その後「新曲まんざい」の前奏部分を、三味線を入れながら練習しました。「太鼓だけだと途中で迷ってしまう。三味線が入ると迷っても途中から入りやすかった」という感想が出ました。休憩後、寄せ太鼓の練習に入り、締太鼓と大太鼓のパートを口唱歌で確認した後、部分練習をしました。

車人形講習会補習(12月7日)家庭の事情や体調不良で2回休んでいた講習生でしたが、水曜日に補習を入れると「こんばんは!」と元気な姿で登場。ラジオ体操・発音練習の後「新曲まんざい」の語りと、台本を見ながら体で動く練習をしました。休憩の後、箱車で歩き、そして人形をつけて自己紹介の所を自由に動いてみました。箱車を動かすのは足でなく腹筋で動かすのだと話すと、部活でやっているクラリネットを吹くのと同じだと納得したようです。語りも発音練習を繰り返したせいか、大きな声が出るようになりました。

箏講習会(12月9日)前回の復習、テキストと古謡「さくら」をやりました。シを押してドを作るのが難しく、遠いので立ち上がって押しても良いとしましたが、音をとるのがなかなか大変でした。休憩の後本日の課題、今までの総合練習と合わせ爪・かき爪をしました。最後に次回からの練習曲「木曽節」をみんなで歌いました。講習生もだんだんに自分の癖が分かってきたのか、「人差し指が上がらないように気を付けます」「中指に気を付けて頑張ります」という感想を出していました。

三味線講習会(12月9日)体操の後、手本の人の動きを見ながら講習生がその通りにⅠの糸、Ⅱの糸、Ⅲの糸の開放弦を弾く練習。次に、新たに入手した古謡「さくら」の楽譜で練習をしました。これはメロディーと合わせバチの伴奏に分かれて合奏するものです。「合わせバチで三味線を弾けた感じがした」「三味線の格好良さと魅力を感じた」という感想が出されました。最後に前回に引き続き調弦の練習をしましたが、今回は正座して棹を膝の上に置いて行いました。なお、今回、新たに短い棹の三味線と小形のバチを入手、小1生に使ってもらいました。