三多摩車人形を育てる会

車人形の新しい発展を願って1985年に創立した三多摩車人形を育てる会の活動をご報告します

2023年車人形と和楽器の講習会第7回目を行いました

1月5日(金)車人形の講習会は、最初に発表会での車人形の出し物「あきしまくじらのひげ」の台本の読み合わせをしました。初めて読んだのにどの講習生も役になりきって大きな声で語ることが出来ました。そして実際に身体で動いてみた後、「わらべ歌メドレー」を人形をつけて楽しく動く練習をしました。最後の交流会では「今日はすごく充実した日だった。足の指がちょっと痛かったけど集中したら忘れちゃった」と言う声や「私の一言がこんなに素敵な劇になって、早く人形をつけて動くのが楽しみです」と言う感想が出ました。

 1月5日(金)太鼓の講習会は1人が欠席、2人で講習会を行いました。最初基礎練習と応用練習をした後、童謡の練習をしました。「どんぐりころころ」「茶摘み」「ずいずいずっころばし」を歌いながら練習しました。休憩後はわらべうたメドレーの練習。出だしの太鼓のリードやそれぞれの歌の速度の確認をしました。その後「よせ太鼓」の練習をしました。人形の方からわらべ歌が聞こえてきた時には「楽器と人形を合わせてみたい」と言う声が出たり「基礎練習よりはできそう。歌があるとやりやすい。音符を見ないでもできそう」という感想が出ました。

1月10日(水)水曜三味線の講習会は、最初参加者が少なかったので、来た人で「たこたこあがれ」の練習、その後全員がそろったので前回できなかった車人形と三味線の学習をしました。説教節についての質問があり話が膨らみました。三味線体操の後「たこたこあがれ」と合奏曲「さくら」を練習しました。そして、休憩。この時に八王子高校に車人形同好会があったという話が出ました。後半はわらべうた「ゆうやけこやけ」「ほたる」の練習の後、調弦方法を学びました。最後の交流会では「笑顔で思い出しながら弾きました」と言う声や「もう少しゆっくりとやってほしかった」という感想も出されました。

1月12日(金)箏の講習会は、指馴らしの後、前回の復習をし、「わらべうたメドレー」の練習をしました。緊張して力が入ってしまう講習生もいましたが「力を抜いて弾こう。その方が音が伸びて響くよ」とアドバイスすると、力を抜き音も響いてきました。その後、箏講習生の発表会の出し物、わらべうた3曲の練習をしました。何度か繰り返した後「苦手な所があったらそこを練習しよう」との声掛けに「できる!」と元気良い答えが返ってきました。最後の感想会では「箏は弾けたけど、歌の声が出ない」と弾きながら歌うことの難しさを出している講習生もいました。

1月12日金曜三味線は1人欠席、3人で講習会を行いました。最初、持ち帰りの三味線の調弦方法を練習し、その後合奏曲「さくら」の練習をしました。手本をしっかり見て練習し、すぐに弾けるようになった講習生もいました。そして、わらべうたメドレーの「ゆうやけこやけ」「ほたる」の練習をし、最後に古謡「さくら」のメロディと伴奏に分かれて演奏をしました。交流会では「楽しかった」「思い出しながらやりました」「武蔵野会館で練習しようと考えている」と言う感想が出されました。

 

2023年車人形と和楽器の講習会第6回目を行いました

12月15日(金)車人形の講習会は、最初に車人形の歴史やなぜ人形劇を取り上げているのか等の学習をしました。「長い歴史があって江戸時代から受け継げられて来ているものの一つに触れられていることが何ともすごいなと思い、有難いと思っています」等の感想が出されました。その後、人形を遣ってわらべうたの動きの練習をしました。「歌いながらやるとイメージがわくからすごくやりやすかった」という感想や「歴史を振り返って改めて人形を動かしてみると日本の伝統なんだと思う。一番人間に近い人形で、表現しやすいのが良いと思った」と言う感想を出している講習生もいました。

 12月15日(金)太鼓の講習会は1人が欠席、2人で講習会を行いました。最初にタイコ・車人形の学習をしました。車人形と音楽の関係が伝えられて、楽器をやる意味も受け止めてもらえました。「昭島の人は車人形のことを知らない。市役所で取り上げてもらって広められると良い」という感想を出す講習生もいました。その後、基礎練習の後「よせ太鼓」の練習をしました。「大太鼓が入ると良い。山車の上でやりたくなった」「楽しかった。ご先祖様とつながっていると感じた」という感想が出ました

12月22日(金)金曜三味線と箏の講習会は、最初合同で車人形についての学習をしました。1)目的と活動内容では、小学校での講演の様子に興味を示す人もいました。2)車人形の歴史では多摩川沿線や関東一帯に広がった様子、自由の刺繡が入った車人形の衣装の写真に見入っている講習生がいました。3)私たちはなぜ人形劇を取り上げているのかでは、音楽を高いものにしないと人形劇は成り立ちません、の文に、今講習会で練習していることの大切さを学びました。

12月22日(金)金曜三味線の講習会は、1人欠席3人での講習会になりました。車人形の学習の後、三味線講習生のみで三味線についての学習をしました。特に三味線のさわりの部分をていねいに学習しました。その後、三味線体操の後「たこたこあがれ」と合奏曲「さくら」を練習した後、調子笛に合わせる調弦方法を学びました。一人ずつ一の絃・二の絃と調弦していきましたがなかなか難しく、今回三味線を貸し出す予定が来年に持ち越しになりました。感想では小学生の「楽しかった」と言う声が印象的でした。

12月22日(金)箏の講習会は、車人形の学習の後、箏講習生のみで八橋検校についての学習をしました。「楽器を感情を込めて弾くことの大切なことは分かったが、弾くのに精いっぱいでとてもそこまでは行かない」等の感想もありました。その後、前回の復習をした後、「なべなべそこぬけ」と「わらべうたメドレー」の練習をしました。「移動する時の手の動きが難しかった」「手首を返すとうまく弾けるしうまく見えるというのが分かった。上手そうに見えたでしょう!」と感想を言い、笑い声もあふれました。

12月27日水曜三味線は2人欠席、4人で講習会を行いました。「たこたこあがれ」、合奏曲「さくら」の練習の後、わらべうた「ほたる」の練習をしました。手本を見ながら弾きましたが、なかなか難しくて「頭が混乱する」と言う講習生に「できる!できる!」と励まし、その言葉で奮闘して頑張り、弾くことができました。その後、2回目の調弦方法の練習をしました。調子笛に合わせて一の絃を調弦、その時音の高低を聞き分ける練習をしました。今回欠席者が多かったので学習は次回することになりました。

 

昭島の小学校で公演を行いました(パート2)

12月15日(金)に昭島の小学校で車人形公演を行いました。 5学年1クラスと支援学級の子どもたちで、少人数でありながらも『さくら』の歌の練習では、ハッキリとした大きな声で歌い、そのため『新曲さくら」の1番は子どもたちの元気な歌声と一緒に作り上げることができました。「すごく迫力があってびっくりしました」「歌がハモリみたいで分かれていたのが良いと思いました」という感想や「タイコみたいなやつ(木柾:もくしょうか?)が小鳥の声みたいできれいだった」という感想もいただきました。 次に車人形による『新曲まんざい』を見てもらい、最後に代表による車人形体験を行いました。途中サッカーやボルダリングジェスチャーをしてみんなに当ててもらうという事もして、みんなで楽しみました。体験者の人たちからは「自分の人形の顔が見えないから、今何をしているんだろうと想像するしかなかった」という感想や「最初は表現するの難しかったけど、慣れてきたから上手にできるようになった」という感想が出されました。

 

2023年車人形と和楽器の講習会第5回目を行いました

12月1日(金)車人形の講習会は、1人が欠席。3人が考えたわらべうたの踊りを、人形で動いてみました。講習生みんながいろいろとアイデアを出し合い、和気あいあいと動くことができました。最後の交流会では、新しく子もりの人形を付けた講習生が「10歳の頃を思い出して童心に返ってやりたい」と言うと、やしょめの人形を遣った講習生も「年上の人形なので大人らしいしぐさをしたい。かつ乙女・女の子らしい動きをしたいなと思った」という感想を出していました。

12月1日(金)太鼓の講習会は2人が欠席1人だけの講習となりました。基礎練習の後「ソーラン節」「よせ太鼓」の練習をし、最後には大太鼓を入れて独りでたたいてもらいました。「スピードが不安になる。皆がいないと楽譜だけでは分からない」という感想には「締太鼓のリードについていくので間違えは気にしないでやって良い」というアドバイスをしたり、「家での練習中膝の上で叩いて青あざになった」という言葉には「座布団やまくら、段ボール箱だと音も出て良い」というアドバイスをしたりしました。

12月8日(金)金曜三味線の講習会は、「たこたこあがれ」と古謡「さくら」のメロディと伴奏の練習の後、わらべうた「せっせっせ」の練習をし、その後調弦方法を学びました。前回休んでいた小学生の子は、自主的に古謡「さくら」のメロディと伴奏を同時に弾いていました。2回休んだ人は「1か月ぶり2回休んだが楽しかった」と言い、練習にも前向きで、来週にやる水曜三味線講習会にも参加することになりました。

12月8日(金)箏の講習会は、来週学校公演で箏を弾くことになった講習生が早く来てくれたので、その時に弾く「せっせっせ」と「ほたる」の練習をしました。全員がそろってから、前回の復習をして、新しく総合練習の所と「あぶくたった」の練習をしました。「これで全員合奏のわらべうた4曲の練習をしました。この他箏班だけのわらべうた3曲と、箏三味線の合同曲古謡「さくら」の練習をこれからします」と言うと「8曲もするの⁉」という声もありましたが、「わらべうたは簡単だから」と言うとみんな笑顔で頑張ろうという気持ちになっていきました。

12月13日水曜三味線は1人欠席、3人と金曜三味線の人が1人参加して4人で講習会を行いました。「たこたこあがれ」古謡「さくら」の練習の後、わらべうた「せっせっせ」の練習をしました。その後、調弦方法の練習をしましたが、1回では難しいのでこれからも繰り返し練習することになりました。最後の感想会では、みんな「楽しかった」と言っていました。「下を向くので姿勢が難しい」「なかなか指がしっかり開かない」という感想には、1期講習生で1年先輩の人が「私も全然弾くことができなかった。ボチボチやって行けば弾けるようになります」というアドバイスを出してくれました。

 

2023年車人形と和楽器の講習会第4回目を行いました

今回の車人形の講習会は、わらべうたをみんなで歌い、手遊びをしたり歌にあわせて動いたりしました。また人形訓練では、高校から駆けつけてくれた子ども車人形の会の人が、楽しそうに歩いたり悲しくて泣きながら歩いたりする手本を見せてくれました。その様子を見て「歩き方が全然違う。今後表現力をつけられると良いなと思います」という感想が聞かれました。

 太鼓の講習会は今回初めて正座でやってもらいました。「ずいずいずっころばし」の練習の後、「よせ太鼓」の練習。最初、育てる会で見本を見せ、その後皆でたたいてみました。感想交流会では「初めて正座でたたいたが、上半身が安定して良かった」「よせ太鼓はお祭りに行った感じがして…私の中のDNAが喜んでいる」「笛、太鼓が一緒に入ると音楽な感じがして楽しかった。自主トレしてきます」等積極的な感想を言っていました。

水曜三味線の講習会は1人が欠席。4人の講習生と、手本として1期の講習生が1人参加してくれました。古謡「さくら」の伴奏と「たこたこあがれ」の練習の後、古謡「さくら」のメロディを弾きましたが、ソラシラの手が動かず苦労しました。感想会でも「今日は思うように手が動かなかった。パソコンの時にはよく動くのに…」「2回休んでいたけれども、やりたい気持ちがあったのでできて良かったです」という感想が出されました。

箏の講習会は、復習に時間を取った為、本日の講習内容の時間が少なくなり、少し慌て気味の練習になりました。「ゆうやけこやけ」「せっせっせ」の復習の後、「ほたる」の練習。そして中指で弾くが、初めての講習でした。ゆっくりていねいに練習する時間がなかったので、感想交流では「難しかった。高くなったり低くなったりするからやるのが難しかった。メロディが分からなかった」「手をどこに置いたらいいか分からなかった」という感想が多かったです。次回はもう少していねいに講習をしていきたいと思います。

金曜三味線も1人欠席、3人で講習会を行いました。古謡「さくら」の伴奏、「たこたこあがれ」の練習の後、休憩時に習い事の話になると能・クラシックロックギター・スケボー・ブラジリアン柔術とたくさん出て来てびっくりしました。休憩後は古謡「さくら」のメロディと「たこたこあがれ」の練習をしました。交流会では「ロボットのように肩がこりました」という感想もありましたが、「古謡『さくら』のメロディが1番楽しかった」という嬉しい声も聞かれました。

 

昭島の小学校で公演を行いました

11月18日(土)に昭島の小学校で車人形公演を行いました。 楽器紹介の後『新曲さくら』の歌の練習をしました。その成果もあり、『新曲さくら」の1番は子どもたちの歌声と一緒に作り上げることができ、大変うれしかったです。「力強い多くの音、全ての楽器がこの音楽の中にあるのが良く分かり、いいなあと思いました」というすてきな感想もいただきました。 次に車人形による『新曲まんざい』を見てもらい、最後に代表による車人形体験を行いました。「人形は思った以上に重くて、表現するのも難しかったけど楽しかったです」「頭を動かすと頭が動いて、手を動かすと手が動いてすごいなと思いました」体験した子たちの感想です。 総合の学習の時間に、地域の伝統の学習をする一環として行いましたが、一人ひとりワークシートにていねいに解ったことを書き込んでいたのが印象に残りました。土曜日の授業参観として、保護者の皆さまにもたくさん参観いただきました。

 

2023年車人形と和楽器の講習会第3回目を行いました

今回の車人形の講習会は祝日という事もあり、子ども車人形の会の高校生2人が補助として参加してくれました。講習生4人は「手と足が一緒になっちゃうのが難しかった」と言いながらも、「歩く時にちょっとですけど、スムーズに歩けるようになったのが嬉しかった」という感想を出していました。少し前かがみにすると人形の姿勢が良くなるという事がわかり、大きな学びがあった3回目の講習会でした。

太鼓の講習会も去年の講習生が手本として参加してくれました。「茶摘み」を一人ずつ叩いた後、「ずいずいずっころばし」の練習に入りました。「手本の人がしっかり叩いてくれたから良かった」「前回よりも良い汗かいた」「手の振りを大きくしなくちゃと思った。バチを車の中に入れっぱなしだったので今日からやります」という感想が出されました。帰りに、車人形に興味を向けている様子だったので、きゅうきょ箱車の体験をしてもらい、みんな楽しそうに動き回っていました。

水曜三味線の講習会は中学生の1人がテスト勉強のため欠席。4人で練習をしました。古謡「さくら」の伴奏の練習の後、「たこたこあがれ」を1の指、1・3の指で弾く練習をしました。「右手と左手の動きが違うので難しかった」「左手が難しい。指が思うように開かなかった。でも楽しかった」という感想が出されました。小学生の「できるようになった」という声が嬉しかったです。

箏の講習会は、前回休んだ人がいた為復習の時間をたくさん取りました。「ゆうやけこやけ」を弾いた後、八分音符の練習、そして十六分音符も入っている「せっせっせ」。この曲は難しいところもありますが、みんなが知っているため楽しく弾くことができました。「楽しかった。自主練習の時間がもっと欲しい」と言っていた講習生は、お母さんが迎えに来ると「箏、買って。家でも練習したい」と言っていました。

金曜三味線の講習会は1人欠席、3人の参加でした。前回2人がお休みだったため、基礎から始めました。古謡「さくら」の伴奏の練習の後、「たこたこあがれ」を1の指と1・3の指で弾く練習をしました。「1と3の指で弾く時、手の指が開かない。肩に力が入ってしまいます」 という感想や「少しずつ進歩した。姿勢を意識してやりました。手首が硬くなってしまった。バチの振り方をがんばります」という感想が出されました。