三多摩車人形を育てる会

車人形の新しい発展を願って1985年に創立した三多摩車人形を育てる会の活動をご報告します

第6回「車人形と和楽器の講習会」を行いました

太鼓講習会(12月16日)体操の後、応用練習・「ずいずいずっころばし」・「よせ太鼓」の練習をしました。「よせ太鼓」では長いパートを一人で叩けるまでになったので、実際に大太鼓を叩いてもらい、片方は締太鼓を叩き二人で合わせて笛も入れて演奏しました。「他の音(笛)が聞こえるとやりやすい」「よせ太鼓は初めてだったけど前より楽しくなった」という感想が出されました。

車人形講習会補習(12月21日)最初に車人形についての学習をしました。車人形の歴史やなぜ人形劇を取り上げているのか等学ぶと、「車人形は昔からあって長く続いているなと思った」「今と違う形に変えていくのがおもしろそう」という感想を出していました。その後、箱車で歩いたり、人形をつけて歩いたりして、最後に「新曲まんざい」の最初の部分を人形をつけて演じる練習をしました。「1年働いたお金が出て足取り軽いんです」とスキップをして歩く姿や、まんざいとやしょめがすれ違う時に、お互いに顔を合わせて手を振って楽しんでいる姿も見られました。

箏講習会(12月23日)最初に箏(八橋検校について)の学習と車人形の学習をしました。「八橋検校について中1の時に音楽のテストに出た。六段も聞きました」「宮城道雄の水の変態は箏のアニメがあってそこで聞いたことがあります」という感想が出されました。その後、前回の復習をしてから新しく「木曽節」の練習をしました。「聞いたことがない」という木曽節を一緒に歌い、10小節目まで弾いてみました。新しくかき爪・合わせ爪の練習もしましたが、「手の動きが難しい。シャンの音が一つに聞こえない」という意見も出され、次回の課題です。

三味線講習会(12月23日)最初に「車人形」と「三味線」について学習しました。三味線の特徴である「さわり」については実際に弾いて「さわり」のありなしの違いを聴いてもらいました。次に、貸し出し用三味線の調弦をして、古謡「さくら」の合奏をしました。メロディーと合わせバチの伴奏に分かれて合奏しましたが、講習生4人が合わせバチで弾くと音量が大きくなり迫力がありました。「楽しかった。家でしっかりと練習します」「冬休み中にメロディは弾けるようにします」という感想が出され、皆さん貸し出し用の三味線を持ち帰りました。