三多摩車人形を育てる会

車人形の新しい発展を願って1985年に創立した三多摩車人形を育てる会の活動をご報告します

「車人形公演会2023」おかげさまで成功することができました

「車人形公演会2023」は、おかげさまで小ホールいっぱいの160名の参加で成功することができました。平面での座席・準備の都合上座席と同じ低い位置での人形紹介と、観客の皆さまには見づらい点がたくさんありご迷惑をおかけしました事、深くお詫びいたします。

歌と和楽器による「新曲さくら」  13名の三多摩車人形を育てる会の演奏に8名のさくら合唱団・子ども車人形の会のメンバーが加わり、総勢21名で幕開けを飾りました。

講習生による「わらべうたメドレー」  昨年10月から今年3月まで「車人形と和楽器の講習会」に参加した講習生有志が、3月の発表会で披露したわらべうたを春夏秋冬に再構成して演奏しました。練習には参加しましたが、当日学校行事とインフルエンザの為2名が参加できなくなり3名の演奏でした。「講習生の少し緊張しながらも楽しんでいる姿、ほほえましかったです」という感想をいただきました

車人形による「五木の子もり歌」  幼い子もり自身の苦しみと恨みを訴えたこの民謡のたくさんの歌詞の中から、私たちが共感する歌詞を選びナレーションを入れ、人形も新しく作り、車人形の作品として演じました。「歌にあわせて人形の表情までちがってみえました。とてもよかったです。(涙が出ました)」という感想をいただきました。

子ども車人形の会による「車人形紹介」  高校生となった子ども車人形の会のメンバーが車人形紹介の文案を考え練習してきました。ところが、メンバーの一人がインフルエンザにかかり急きょ代役登場。でも、楽しく分かりやすく紹介ができました。「衣装を付けた人形と付けてない人形、同時に説明は理解できてよかった」という感想をいただきました。

子ども車人形の会による「車人形体験」  休憩中に行われました車人形体験は小学生の女の子二人が立候補してくれ、人形をつけて楽しく動くことができました。「小学生の体験者を年配ベテランと若者が協力しながら、各工程ごと説明が分かりやすく、確実に伝統のバトンタッチができ、毎日暗いニュースの中久々に明るい希望が持てました」という感想をいただきました。

車人形による「新曲さんしょう太夫―鳥おい歌の段―」  最後は35周年に次いで2度目の「新曲さんしょう太夫」。「さんしょう太夫は人形が人に見えとても感心しました。バックの絵も迫力がありいいですね。“ぎだゆう”の方、女の方でびっくりしました。上手ですね。お疲れさまでした」という感想をいただきました。

全体的にも、「どの演目も工夫されていて、楽しみながら見させていただきました。車人形の動きを見せてもらってから演目を鑑賞すると、また細かい部分まで見ようとできたのでとても良かったです。一から全ての構成を考えてここまで発表をされるのはとても大変だったと思いますが、楽しませていただきました。次回も楽しみにしています」等のたくさんの温かいご感想をいただきました。お忙しい中ご観覧いただきましてありがとうございました。さらに良い作品にするためにこれからも努力していきたいと思います。